なんだかだるい、気分が晴れない、理由もなくソワソワする。病院に行くほどではない気がするけれど、なんとなく調子が出ない…。そんな日々に、散歩やゆったりストレッチ、深い呼吸で「リラックスの時間」をつくってみませんか。頑張らないのがコツです。
朝の散歩か、夜のストレッチ+呼吸。小さく、頑張らずに
効果の感じ方には個人差があり、運動はあくまでセルフケアのひとつ。がんばりすぎず、「気持ちいい」と感じる範囲で十分です。ただし、めまい・動悸・強い不安・不眠・気分の落ち込みなどが続くときは、無理にセルフケアで乗り切ろうとせず、内科や心療内科などの医療機関に相談してください。
まず大前提:つらい症状が続くときは医療機関へ
この記事は「病院に行くほどではない気がする、なんとなくの不調」を感じている人向けの、ゆるいセルフケアの話です。最初にいちばん大事なことをお伝えします。次のような症状が続いている場合は、セルフケアの前に医療機関への相談を優先してください。
- めまい、動悸、息苦しさがたびたびある
- 夜眠れない状態が2週間以上続いている
- 強い不安感やソワソワが日常生活に支障を出している
- 気分の落ち込みが続き、好きだったことも楽しめない
- 体重の急な増減、頭痛や腹痛などの体の症状が続く
相談先は、まず内科でOK。体の病気が隠れていないか調べてもらえますし、必要に応じて心療内科などを紹介してもらえます。「このくらいで病院なんて大げさかな」と思うかもしれませんが、早めに相談して何もなければそれがいちばん安心です。
そして大切なことなので先に書いておくと、運動は治療ではありません。あくまで生活の中のセルフケアのひとつです。この記事で紹介する散歩やストレッチも「これで不調が治る」というものではなく、「ホッとできる時間を1日の中につくる」ための習慣として読んでください。
ゆるい運動が「リラックスの時間づくり」になる理由
「自律神経を整えるには運動がいい」という話をよく見かけますが、正直なところ、運動すれば自律神経が整う、と断定はできません。感じ方には個人差がありますし、そもそも自律神経の状態は自分では測れないからです。
ただ、一般論として、深い呼吸を伴うゆるやかな運動(散歩・ストレッチ・ヨガ・ピラティスなど)は、気分転換やリラックスの時間づくりに役立つと言われています。僕自身の実感としても、ポイントは運動そのものより「時間の質」だと感じています。
- スマホを置いて、体の感覚に意識が向く時間ができる
- 呼吸がゆっくり深くなる
- 「今日はこれをやった」という小さな区切りがつく
なんとなく不調の日って、ずっと頭の中で考えごとがグルグルしていませんか。ゆるい運動のいいところは、「考え続ける時間」を「体を感じる時間」に数分だけ置き換えられることです。逆に、息が上がるような激しい運動は、不調気味の日にはしんどさが先に来ることも。「なんとなく不調」の日に選ぶなら、ゆるいほうが続けやすいです。
朝:カーテンを開けて、光を浴びながら10分散歩
朝の散歩は、ゆるいセルフケアの定番です。朝に太陽の光を浴びることは、生活リズムを保つ助けになると言われています(感じ方には個人差があります)。やり方は本当にシンプルです。
- 起きたらまずカーテンを開ける(これだけでも第一歩)
- 着替えて外に出て、10分だけ歩く。行き先は決めなくてOK
- イヤホンなしで、空や風の音をぼんやり感じながら歩くのがおすすめ
時間は朝食の前後どちらでも、出勤・家事の前の「ついで」で十分。10分がしんどい日は、ベランダや玄関先で朝日を浴びながら深呼吸を3回するだけでもいいことにしましょう。「ゼロにしない」が合言葉です。雨の日や真夏・真冬は無理に外に出なくて大丈夫。窓際で明るい光を浴びながら、その場で軽く足踏みするだけでも「朝の区切り」になります(朝の習慣づくりは朝の運動習慣の作り方で)。
夜:ゆったりストレッチ+「4秒吸って6秒吐く」呼吸
夜は「がんばる時間」ではなく「ゆるめる時間」。寝る前の30分〜1時間のどこかで、照明を少し落として、5分だけストレッチと呼吸の時間をつくってみてください。まず呼吸から。「4-6呼吸」と呼ばれる、吐く時間を長めにとる呼吸法です。
- あぐらか椅子に座り、肩の力を抜く
- 鼻から4秒かけてゆっくり息を吸う
- 口(または鼻)から6〜8秒かけて、細く長く吐く
- これを5〜10回くり返す
秒数はきっちり測らなくてOK。「吸うより吐くほうを長く」だけ覚えれば十分です。吐く息と一緒に肩がすとんと下りる感覚があれば、それでうまくいっています。呼吸に慣れたら、ゆったりストレッチを2〜3種類だけ。
- 首をゆっくり左右に倒す(各20秒)
- 両腕を上げて大きく伸び→脱力(3回)
- あぐらで上体を前にゆっくり倒し、そのまま呼吸を5回
コツは、伸ばしながら呼吸を止めないこと。「痛気持ちいい」の手前、「気持ちいい」で止めるのがちょうどいいです。もう少しやりたい日は寝る前ストレッチのメニューを、眠りまわりの運動習慣全般は睡眠と運動の記事にまとめています。
頑張らない・数値を追わないのが続けるコツ
なんとなく不調の日のセルフケアでいちばん大事なのは、頑張らないことです。これは精神論ではなくて、続けるための実用的なコツです。
- 歩数や消費カロリーを記録しない。「今日は歩いた」だけで合格
- 毎日やろうとしない。「気が向いた日にやる」でOK
- できなかった日に反省しない。翌日ゼロから、ではなく「昨日の続き」の気持ちで
- 「効いてるかな?」と毎日チェックしない
特に最後が落とし穴で、「整ったかどうか」を毎日確認しようとすると、それ自体が新しいプレッシャーになりがちです。体調の変化はゆっくりで、個人差も大きいもの。「終わったあと、ちょっと気持ちよかったな」くらいの手応えで十分、というスタンスでいきましょう。
僕もジムに通っていた頃は「行かなきゃ」がストレスになって挫折しました。いまは宅トレ+散歩のゆるい運動に切り替えて、「やらない日があっても戻ってくればいい」と決めてから、気づけば続いています。ハードルは低いほど強い、が実感です。
一人だと続かない人へ:ゆったり系オンラインレッスンという手
「やり方はわかったけど、一人だと結局サボっちゃう」という人には、オンラインフィットネスのゆったり系レッスンという選択肢もあります。
SOELU(ソエル):夜ヨガ・瞑想・ストレッチの"ゆったりクラス"を自宅で
ライブレッスン型のサービスには、夜ヨガ・リラックスヨガ・瞑想・ストレッチなど、汗をかかないゆったり系のクラスが朝から夜まで並びます。夜の「リラックスの時間」を予約枠として先に確保してしまえば、一人だと「今日はいいや」になりがちな5分も自然と体が動きます。
カメラオフ・すっぴん・パジャマで参加OK。先生の声に合わせて呼吸するだけなので、自分で考えなくていいのもラクなポイントです。まずは夜のヨガか瞑想クラスをひとつ、お試しからどうぞ。
※上記はプロモーションリンクです。最新のお試し内容・料金は公式サイトでご確認ください。
呼吸を大切にする運動としてはピラティスも相性がいいです。サービスの比較は「オンラインフィットネス比較」で。
よくある質問
Q. 運動で自律神経は整いますか?
正直にお答えすると、「運動すれば自律神経が整う」と断定することはできません。自律神経の状態は自分で測れるものではなく、感じ方にも個人差があります。ただ、散歩やストレッチ、深い呼吸などのゆるやかな運動が、気分転換やリラックスの時間づくりに役立つと言われているのは事実です。
「整えるため」と気負うより、「ホッとする時間をつくる」くらいの気持ちで取り入れるのがおすすめです。つらい症状が続く場合は、運動でどうにかしようとせず医療機関に相談してください。
Q. 朝の散歩と夜のストレッチ、どちらか一つならどっちがいい?
生活リズムに組み込みやすいほうで大丈夫です。朝が苦手なら夜のストレッチ+呼吸だけでOKですし、夜は疲れて何もしたくないなら朝10分の散歩だけでも十分です。「両方やらなきゃ」と思うと続かないので、まずはどちらか一つ、それも週に2〜3回できれば上出来、くらいから始めてみてください。
Q. どのくらい続ければ変化を感じられますか?
個人差が大きいため、「◯週間で変わる」とは言えません。むしろ変化を毎日チェックすると、それ自体がストレスになりがちです。おすすめは「終わった直後にちょっと気持ちいいかどうか」だけを目安にすること。それが感じられる習慣なら、続ける価値があります。なお、だるさや不眠、気分の落ち込みなどが数週間続いている場合は、セルフケアの継続よりも先に、内科や心療内科などへの相談を優先してください。